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前妻との間に子どもがいるケースで 自分が望む相続をするには

2021.05.14 | スタッフBLOG

 離婚・再婚歴があり、前妻との間にも現妻との間にも子どもがいる人のなかには、「今の妻や子どもにできるだけ多くの財産を残したい」と考える人が多いようです。自分が死んでしまった後、今の家族が生活費に困るような事態は避けたいものです。今回は、どうすればより多くの財産を今の妻や子どもに残すことができるのか、考えてみましょう。

 ▼全ての子どもに平等に相続権が与えられる▼

 まず、前妻には相続権は無いということを前提として押さえておきましょう。前妻は、離婚をすると相続権を失います。一方、親子関係は両親が離婚しても切ることはできないため、前妻との間に生まれた子どもには相続権が残ります。
 前妻との子どもは、現妻との子どもと同じ相続権を持ち、遺留分(一定の法定相続人が取得できる最低限の相続財産)を請求する権利があります。そのため、遺言書に『今の妻と子どもに全ての財産を譲る』と記したとしても、前妻との間の子どもが、遺留分侵害額請求権を行使した場合、これに応じなければなりません。したがって、今の家庭の子どもにだけ、すべての財産を残すことはできません。

 ▼できるだけ多くの財産を現妻とその子どもに残すには▼

 しかし裏を返せば、この遺留分を侵害しなければ遺産の配分は自由にできるということになります。前妻の子どもの遺留分を計算に入れたうえで、できるだけ再婚後の妻と子どもに必要な財産が残るような内容で遺言書を作成しておけば、相続時にトラブルになることも避けることができるでしょう。
 あるいは、遺留分侵害額請求権を行使するかどうかは本人次第ですから、前妻との間に生まれた子どもが「相続権を放棄します」ということに同意すれば、今の家庭に全財産を遺すことができます。あらかじめ誠意を持って相続財産について話し合っておくという方法も考えられます。
 いずれにしても、生前にしっかりと対策をしておくことが肝心です。

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